1.ナンパが違法となり得るケースについて考える

街中で気になる異性に声をかけることはそう珍しいことではありません。
実際に、こうした出会いがきっかけとなって交際に発展することもありますし、そこから結婚までこぎつけている人もいます。
一概にナンパが悪いものというわけではないものの、時に注意が必要になってくることも確かです。

ナンパは軽く声をかけるだけであれば何の問題もありません。
しかし、この声掛けがあまりに極端で、相手が嫌がっているのにも関わらずしつこくその行為を続けていれば都道府県の設ける条例や法律に違反してしまう可能性が出てきます。

具体的な例はそれぞれの都道府県、ケースで異なってくることになりますが、あまりにひどいナンパは褒められたものではないという点は覚えておくに越したことはありません。

2.嫌がっている相手に付き纏うのは条例違反になるケースも・・・

最近であれば、声を掛けられる側も警戒してナンパを無視することも多くなっています。
それが自身を守るための防衛術でもありますし、あまりに過度の声かけはただただ相手の不快感をあおるだけです。

相手が嫌な顔をしているのにも関わらずしつこく付きまとうのは声をかける側もかけられる側も、両者が損をするだけです。
また、相手が嫌がっているのにも関わらず相手の進路を妨害して声掛けを続ける、付きまとい行為を続ける、こうした行動はそれだけで条例や法律に違反していると考えられます。

もちろん、その程度はそれぞれのケースで異なってきますし、全部が全部法律や条例違反になるとも言い切れませんが、ナンパをする際にはその引き際が重要になってきます。

3.最初の印象が悪ければどれだけ話を続けても時間の無駄

ナンパは「押しが重要」だと思われている人もいるかもしれませんが、だからといって極端に積極的な声掛けは相手を委縮させるだけですし、逆効果です。
適度な声掛けをしてそれでも反応が悪ければ潔くあきらめる事、相手の反応が良ければ相手の関心を惹くためにプラスの声掛けが必要ですが、その見極めはより大切になっていきます。

最初の印象が最悪の時には、どれだけ話を続けても時間の無駄です。
第一印象からして論外と言われているようなものですから、その相手の態度、返事を考慮して早々に声掛けを切り上げていきましょう。

人が集まる場所、繁華街や花火大会、海水浴場など、それぞれのシーズンによって多少の違いはあるものの、こうした場所ではしつこい声掛けも多くなっていきます。

極端なケースであれば法律や条例に違反していると訴えられることもあるので、自身の言動には十分に注意していく事が大切です。

出会いをもとめるためにこうした場に参加しているという人であればまだいいのですが、そうでない人も中にはいます。
純粋に海水浴や花火を楽しみたいという人、出会いの目的なしに繁華街に遊びに来ているという人など、それぞれの目的を邪魔しない程度に人を見分けていく事が第一というわけです。

4.声掛けをする際には注意が必要になることもある

人が集まる場所での声掛けが100%悪いものだというわけではありません。
最初に挙げたように、その出会いがきっかけとなって結婚まで発展するという事も十分に考えられますし、人によってはそこから交友関係が大きく広がることもあります。

すべてが悪いというわけではないものの、やはり声掛けをする際には注意が必要になることもある、この点はポイントとして押さえておくに越したことはありません。

人の顔色を見たり、その見極めができるという人であれば声掛けをしても何ら問題はありませんが、そうでない人は最初から無理に行動しないのが無難です。

空気が読めずに知らず知らずのうちに迷惑行為を繰り返して、後々になって自分の立場が不利になる、そうならないためにも今一度自身の行動を振り返ってみるのもおすすめです。

自分で反省点がある場合には、最初から不用意な行動はとらない、もしくは多少声掛けの頻度を控えるべきです。